航空レーザー計測による地図の取得と活用

航空レーザー計測によって作成された地図は、国土地理院などで基本的には配布されています。国土地理院では、数値標高モデルを記載した、基盤地図情報のうち、都市や河川流域等について、5メートル単位のデータで提供しています。また、CD-ROMでも販売中です。これは表示ソフトも含まれており、ダウンロードすることによって使えます。

地形の情報がこと細かく記されているため、この情報をもとに河川の氾濫予測や津波予測などのハザードマップを作成するなどの防災観点から広く活用が期待されています。また、山間部においては登山やトレイルランニングなどで位置を確認する際にも広く用いられます。少し変わった活用法としては、山間部の地図データを利用して定められた地点を通過する速さを競う、オリエンテーリングと言われるナビゲーションスポーツなどにも活用されています。日本は特に山がちな地形であり、航空レーザー計測は、急傾斜によって引き起こされる土砂災害などに代表される災害が非常に多いので、他国に比べても活用状況は積極的です。

また樹木の高さも測定できるため、最終的には目視による判断が必要となりますが、ある程度の植生を判別することが可能であり林業分野への活用もされています。国土交通省によると、公共事業の実施に必要な範囲で航空レーザー計測が積極的に実施されており、日本国土の森林面積全体の約53%に及ぶ、約13万平方キロメートルがカバー可能です。

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